2009年"夏のベストチーム"を選ぶとするなら、矢沢は迷い無く「鈴鹿8耐」の「weider」を挙げる。キャラクターが全く異なる二人でありながら、並んだ際のバランスが絶妙。それでいて、それぞれの個性がお互いを高めあい、相乗効果を生んでいたからだ。
2ショット撮影も慣れたもので、こちらが指示をしなくとも見事なポージング。完成度の高さに感心していると案の定。関西を中心に活躍しているタレントで、現在、読売テレビの「ピーチ流!」という番組に、揃ってレギュラー出演していると言う。こういった情報を得られるのも「8耐」ならでは。鈴鹿まで足を運んだ甲斐があると言うものだ。
PHOTO/TAKANORI YAZAWA
↑まさに、best couple!! ふたりいる値打ちがある、っつーふたりでした!
左が、中村 葵ちゃん、右が新美佳世ちゃん。
続いて個人撮影を始める。褐色の肌とボヘミアンチックな髪型が印象的な新美佳世(写真右)に続き、中村葵(写真左)の番が回って来た。活発そうに見える新美に対して、中村は上品な印象。色の白さとタレ気味の目尻が実にかわいらしい。ところが、撮影を始めると何とも言えない違和感に苛まれる。「このコ、初めて撮影した気がしないな……」
矢沢は過去10年間で、毎年300人以上のRQを撮影しているが、その殆どを記憶している。名前こそ出てこない場合があっても、撮影したことがあるかどうかは、はっきり覚えているのだ。まして、こんなに魅力的なコであれば、覚えていないはずが無い。単刀直入に「以前、会ったことある?」と聞けば良かったのだが、次から次へと取材が立て込み、状況がそれを許さなかった。結局、自分の中のわだかまりを解決できないまま、帰路に着くことになったのである。
PHOTO/TAKANORI YAZAWA
↑左・"徳川"時代。右・平成時代。(いやいや、左の写真も03年なので十分に平成です)
自宅に着くと早々に速報記事を制作しなければならない。撮影したチーム順に画像をセレクトして行く。いよいよ「weider」の番が回って来た。50枚ほどある中村葵の中からベストショットを選ぼうと目を凝らしていたその時!古い記憶が蘇ってきた。「このコ、03年にGTで取材した徳川葵じゃないのか!?」。
例えるなら、同級会に行ったら思いがけない美女がいて「こんなコいたか?」と顔を覗き込んだら、当時おかっぱ頭のあのコだった……ような感じ。「間違いない!」喉のつかえが取れた一方、現場で思い出せなかった取材者としての自分に腹が立った。「あの時、気づいていれば、いろいろ聞けたかもしれないのに……」
しかし、見方を変えれば、全く気が付かないほど、彼女が美しく変身していたということ。03年当時は、在籍していたチーム全員の苗字が「伊達」や「織田」など、武将の名前で固められており、下の名前が「葵」の彼女は、必然的に「徳川」と名づけられ、中心メンバーとなっていたのだが、あれから6年。中村葵として再デビューしたので、敢えてこのコーナーで取り上げてみた。次回はスポットではなく、シリーズ戦で再会したいものである。
RQジャーナリスト 矢沢隆則
大阪発全国区へ! 「中村葵の*ぽかぽか*あおい日和」を要チェック!
※ YAZAWA、すぎゆく夏のメモリーシリーズ、次回も鈴鹿8耐RQの思い出をつづります。
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