今年、史上初めて"セパンデビュー"したRQがいる。それが柴田ななだ。「SUPER GT」は、マレーシアラウンドの時だけ、独自のイメージガールを立てている。通称「セパンガール」と呼ばれる彼女たちは、開催の1ヶ月前から現地入り。様々なメディアを通してレースのPRを行う。一回きりのイメージガールとは言え、マレーシアラウンドの盛り上がりは彼女たち次第!そう言っても過言で無いほど、重要な役割を担っているのだ。
ところが、そんな大役に無名の新人が抜擢された!これまでRQ経験者の起用が慣例だっただけに興味が高まる。早速、プロフィールを入手すると、そこに載っていた写真を見て手が震えた!なんと、三年前から気になっていたあのコだったのだ。いや、正確に言えば、三年ぶりに記憶が蘇ってきたと言うべきか。とにかく、あまりの偶然に驚くしかなかった。
PHOTO/TAKANORI YAZAWA
↑今年の”隠れNo.1新人”はこのコ? まさに隠し球!
話は06年「SUPER GT」開幕戦にまで遡る。どのレースでもそうだが、開幕戦の取材は人数重視。一人でも多くのRQをユーザーに届けることが矢沢に課せられた使命だ。そのため、取材は目まぐるしさを極め、撮影は機械的になることがある。当然、RQ個々の印象も薄らいで行く訳だが、見方を変えれば、そんな状況下で記憶に残るコこそが本物とも言える。例えば、通りすがりに擦れ違った美女。一期一会となる可能性が高い相手ほど、思いは増幅するものだ。正にそれが柴田ななだった。
その時の彼女は「でちゃうガールズ」と名づけられた「triple-a」のRQ4名以外に、顔見世として連れて来られた「ついで」の存在だった。コスチュームこそ着ていたが、正規のRQでは無いので「とりあえず撮っておくか」と、気楽にカメラを構えた。ところが、ファインダー越しに対峙した彼女は、その年のRQ全体を見渡しても指折りの逸材に感じられた。
PHOTO/TAKANORI YAZAWA
↑2006年に一瞬だけ登場したときの貴重なショット。公開。
魅力として最初に飛び込んできたのが、長身でありながら小動物キャラのタヌキ顔というそのギャップ。更に色の白さが清潔感と透明感を印象付けた。表情は柔らかく人懐っこい笑顔が最大の武器。そうかと思えば、別人かと思えるようなクールな表情も併せ持っている。
「なんで、このレベルで正規メンバーじゃないんだ……?」
今、振り返ると、そんな歯がゆい思いが、より強く彼女の印象を脳裏に焼き付けさせたのかもしれない。
マレーシアラウンド終了後、幸運にも彼女を取材する機会を得る。少し大人びた彼女は、あの時と変わらぬ柔らかい笑顔を見せてくれた。聞けば「東京でしかできない仕事がしたい!」と事務所を移籍し、愛知から上京。最初の仕事がセパンガールだったと言う。上京のタイミングからスポット参戦となった今年だが、来年、もし彼女がフルシーズン、RQを務めるのなら、今後こそ指折りのRQになることは間違いない。それが現実のものとなることを、今から願っている。
RQジャーナリスト 矢沢隆則
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