
Qブロファンの皆さまコンニチワ。
カーナビの3Dの地図が気になってしかたがないヤスギです。
あれってどうやってつくっているんでしょうね。謎。
さて。
今回のQコスチェックはスーパーGTの「プリヴェサーキットレディ」です。
PHOTO/FUMITAKA KUSUMI
チューブトップと台形ミニスカートというシンプルなスタイルに布ベルトでアクセントをつけ、レースアップの厚底ブーツを合わせたコスチューム。布ベルトはトップスの肩ストラップの役割も果たしていて、実はスカートにくっついています。
つまり、正しく言うとチューブトップ×スカートの組み合わせに見えるワンピース、というつくり。空前のワンピースブームが続行中の今、ワンピース感覚を取りれたプリヴェのQコス。時代の風をしっかりキャッチし取り込んでいえますね。
胸元を強調したキワどいシルエットのスタイルから一転、「お洋服」ちっくなスタイルへと大きく変身させた今シーズン、ヘルシービューティなイメージを構築しつつも、「覗き見え」的な肌見せでセクシー度をキープするあたり、なかなかのアイデアです。
また、チームカラーのグレイッシュブルーを全面に使用し、遠くにいてもひと目で「Privee」とわかるのは、「人と車が入り混じるサーキットで、とにかくチームを目立たせる」というQコスの使命をしっかりまっとうしています。その点でもかなりQコス偏差値が高いチームといえましょう。
あえて難をあげるとしたら、全体的にちょっと野暮ったい点が気になります。とくにスカートはもう少しコンパクトでもよかったんじゃないかしら、と思うのです。
なぜって この台形スカートは、普通に履けてしまいます。
「電車に乗れないくらいエッジィが効いてこそQコス」と常々思うヤスギ的には、スカートの布面積は今の半分でいい。丈のバランスはいいから、現状維持で、直すならウエスト。そーね、あと5cm下がっていたら、それだけでぐっとクールになるはずです。スタイルだってもっとよく、スラリとしてみえたんじゃないかな? とか、ネイビーと白のV字布テープも今以上のセクシー効果を発揮できたのでは? とか、そう思うと、ちょっと残念。
ついでにもうひとつ言わせていただくと、
ブーツのレースアップのスタート位置がどうしてもひっかかるのです。なぜスネなんでしょう。肌露出がある分、セクシーだし軽やかだからレースアップブーツという選択は大正解。しかもミニ×ニーハイはかわいいし、秋冬のファッショントレンドのひとつだから、このセレクトはシーズンの先取りともいえます。
けど、このデザインはどうなんだろう、っていうか、違うかな…って。レースアップが中途半端なとこから始まってるからキュッとしっかり締められなくて、足首まわりがもたついちゃってる。
これだと脚がキレイに見えません。脚はまっすぐに見せてこそ、長くキレイに見えるんです。そのへんが、なんとも惜しい!
でも、そのあたりもひっくるめていとおしい。サーキットでついつい目がいってしまうQコスです。
(構成/KUMIKO YANABA)
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