Ｑブロファンの皆さまコンニチワ。切花に「キレイだよ」と話しかけるといつも以上に長く咲き続けるという話に、首がもげるほどに納得したヤスギです。ヤスギは褒められてしか伸びないタイプです。どうぞよろしく。 

さて。

今回のQコスチェックは、スーパーGTの「COROLLA Axio apr GT イメージガール」です。 

チューブトップにショートパンツ、レッグカバーをつけたこちらのコスチュームは、スーパーGTの中でも指折りの露出度を誇る逸品です。 

PHOTO/FUMITAKA KUSUMI

チームカラーのオレンジにシルバーと白のパイピングを効果的に配したデザインそのものは、カッコいいし、アリだと思います。

ただ、サテン地は、光の加減によって、けっこうな色飛びをしてしまうんです。しかもサーキットは路面がレフ版のように照り返す場所。日本人の肌色に近いオレンジなんて、ややもすれば全裸!?　と見まごうばかりに発色します。実際、ヤスギ、サーキットで彼女たちを目にし、「え！　っていうか、え？」と思わず二度見してホッとする、そんなことを数回繰り返してしまいました。

これがコスチューム製作班の計算だとしたら、それはそれ、大成功、ですが、ヤスギとしては光沢オレンジならエナメルかメタリック系から選んだほうがよかったんじゃないか、という思いが拭い去れません。 

あと、全体的にユルい。100歩譲ってチューブトップはアリとしましょう。サイドによったムダなシワも、シャーリング風、と思えば悪くもないし。

けれど、パンツは譲れません。

大きすぎ。もっとピタッとしていたら、全体の印象が格段に上がると思います。これだと、彼氏の家にお泊りして、借りたときのトランクスみたい。そんなシチュエーションがあるかどうか、とか、そのパンツは新品なのかどうか、とかいう話はおいといて、つまりはサイズが合っていないというより、本来履くべきでないものを履いているような違和感があるってことです。色は確かにトップスと同じだけど、それ、男モノだよ、みたいな。もしくはそれ、陸上パンツじゃね？　みたいな。 

でも、萌え系スタイルの象徴ともいえるレッグカバーがデフォルトになっていることを鑑みると、これも計算なのかなぁ…。ある意味、素肌にカレのYシャツ的な？　女の子って少しユルいほういいのー♪（渚のハイカラ人魚のメロディで）的な？

そう考えると、サテンを選んだ理由も納得が。サテンはやわらかい素材だから、ピタっとハリがある感じにはならないんですよ。そっかー、わざとかー。 
 

（構成／KUMIKO YANABA）

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