Qブロファンの皆さまコンニチワ。おしゃれなアロマオイルより蚊取り線香の匂いに癒されるヤスギです。みなさんは夏休みの予定、もうたてられましたか?
さて。
今回のQコスチェックは、スーパーGTの「Weds Sports レースクイーン」です。
このコスチュームは、ちょっと込み入ったつくりになっているのが特徴です。
ブルーのビキニトップの上からビブ(日本語でいうところの前掛けですね)がついたパンタロンを履き、ジャケットを羽織っているスタイル。
PHOTO/FUMITAKA KUSUMI
ジャケットがないと後ろ姿は裸同然。そのため、アウターを脱ぎ、チューブトップだけでサーキットを闊歩するチームが増える夏シーズンも「Weds Sports」のQコスはジャケットもデフォルトです。はっちゃけ気分の夏に、肌露出が低い長袖Qコスは一見分が悪いような気がしますが、さにあらず。
「Weds Sports」に限って言えば、長袖だろうが長ズボンだろうが、もう、現状でセクシーメーターを完全に振り切っちゃっていますから。
コンビネゾンの胴回りと背中、そして腰にチョキチョキとハサミを入れ、布面積をエロ路線前ギリギリまで小さくしていったかのようなこのQコス。あるべき場所に、あるはずの布がないというマイナス感に、おもむろな露出よりもよっぽど想像力が掻き立てられます。これがチューブトップとパンタロンというコーディネートだとしたらどうでしょう。
当然正面から見たときの肌露出は今より高くなりますが、現在感じているドキドキは決して得ることができないはず。そう、Qコスには、肌を隠すことで育まれるエロス、コスチュームがつながっているからこそ生まれるエロスがあるのです。
カッティングそのものも上手です。内側にえぐれたハート型は、ウエストを細く、くびれた印象にしますし、パンツの丈バランスも、地面につくかつかないかのギリギリ丈で、最大限の脚長効果をだしています。ブルーとイエローの配色バランスもキレイ。素材もいいです。
あと、袖もパンツも、外側がイエローで内側がブルーの仕立てになっています。人って明るいところに目がいくから、腕と脚が細くみえますよね。これ、ブルーが陰の役割を果たしているからなんですよ。
ヒップが隠れるギリギリ丈のミニワンピタイプもあります。
そちらはサイドストラップが1本で、その分、腰の露出エリアは小さくなっていますが「裸にエプロン」感はぐっと高め。かなりソソられます。
ただし、レッグカバーをつけているので、脚そのものの露出は低い。
個人的な見解を述べさせていただきますと、このレッグカバーは蛇足以外のナニモノでもないと思います。見せたいのか、隠したいのか。セクシー路線なのか萌え系なのか。それとも腰はよくて脚がダメ、セックスはいいけどキスはダメとかいうのと同じなのか。意味がわかりません。ま、揺れる女心の具現化、といえばそれまでなんですけどね。
(構成/KUMIKO YANABA)
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